リオネル・メッシが率いるアルゼンチン代表は、2026年ワールドカップ決勝でスペイン代表と対戦しました。
2022年カタール大会に続く連覇を目指したアルゼンチンでしたが、試合は延長戦の末に0-1で敗戦。スペインが2010年大会以来となる2度目の優勝を果たしています。
メッシは決勝でもキャプテンとして出場したものの、スペインの守備を前に得点やアシストを記録できませんでした。
「メッシはスペイン戦でどうだったのか」「アルゼンチンはなぜ連覇を逃したのか」「得点王やワールドカップ通算記録はどうなったのか」と気になっている人も多いと思います。
決勝の試合結果やメッシのプレー、2026年大会で残した数字を詳しく見ていきます。
ワールドカップ決勝はスペインが優勝!アルゼンチンは連覇ならず
2026年7月19日に行われたワールドカップ決勝では、スペインがアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破りました。
90分間では両チームとも得点を奪えず、試合は延長戦へ突入。延長後半開始直後の106分、途中出場のフェラン・トーレスが決勝点を挙げました。
FIFA公式サイトは、フェラン・トーレスのゴールによってスペインが2度目の世界一に輝いたと伝えています。
スペイン対アルゼンチン決勝の試合結果
決勝の結果は次の通りです。
スペイン 1-0 アルゼンチン
前半:0-0
後半:0-0
延長前半:0-0
延長後半:1-0
試合を決めたのは、スペインの途中出場選手でした。
ニコ・ウィリアムズが左サイドからゴール前へボールを送り、フェラン・トーレスが合わせて先制。アルゼンチンは残された時間で同点を狙いましたが、スペインの守備を崩せませんでした。
スペインは2010年南アフリカ大会以来、16年ぶりとなるワールドカップ優勝です。欧州選手権、UEFAネーションズリーグに続き、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督の下で新たな黄金期を迎えました。
エンソ・フェルナンデスの退場がアルゼンチンに影響
アルゼンチンは後半終了間際、エンソ・フェルナンデスが2枚目のイエローカードを受けて退場しました。
そのため、延長戦は10人で戦うことになっています。
アルゼンチンはエミリアーノ・マルティネスの好セーブで何度もピンチをしのぎましたが、人数の少ない状態でスペインの攻撃を防ぎ続けるのは簡単ではありませんでした。
AFA公式サイトも、アルゼンチンが10人で延長戦を戦い、ニコ・ウィリアムズからフェラン・トーレスにつながった攻撃で失点したと試合経過を伝えています。
メッシはワールドカップ決勝でどうだった?
リオネル・メッシはアルゼンチン代表のキャプテンとして、スペインとの決勝に出場しました。
大会を通して得点とアシストを重ねてきたメッシでしたが、決勝ではスペインにボールを支配され、攻撃面で十分な影響を与えられませんでした。
得点やアシストはなく、アルゼンチンを連覇へ導くことはできませんでした。
メッシはスペイン戦で得点やアシストを記録できず
スペインはメッシが中央で自由にボールを受ける場面を減らし、アルゼンチンの攻撃の起点を封じました。
メッシがボールを持つと、ロドリやスペインの守備陣が距離を詰め、前を向いて決定的なパスを出す時間を与えませんでした。
アルゼンチンは通常の90分間でシュートを1本も記録できず、延長戦を含めてもシュート数は2本。スペインは20本のシュートを放ち、予想得点値でもスペインの1.94に対してアルゼンチンは0.20でした。
メッシだけの問題というより、アルゼンチン全体が前線までボールを運べなかった試合だったといえます。
スペインの守備がメッシへのパスを遮断
スペインはボールを保持する時間を長くし、アルゼンチンが攻撃へ移る回数そのものを減らしました。
メッシが低い位置まで下がってボールを受ける場面もありましたが、ゴールから遠い位置ではスペインにとって大きな脅威になりません。
アルゼンチンの前線と中盤が分断され、メッシからフリアン・アルバレスやラウタロ・マルティネスへ決定的なパスが通る場面も限られました。
ロドリを中心としたスペインの中盤と、パウ・クバルシら守備陣の連係が、メッシの持ち味を抑えた形です。
決勝での評価は厳しいが大会全体では攻撃を牽引
決勝だけを見ると、メッシは大会前から期待されていたほどの活躍を見せられませんでした。
一方で、2026年大会全体では8得点4アシストを記録。グループステージから決勝トーナメントまで、アルゼンチンの攻撃を支えています。
AFA公式サイトは、メッシが大会最初の5試合で得点し、準々決勝のスイス戦や準決勝のイングランド戦でもアシストを記録したと伝えています。
特にイングランドとの準決勝では2得点に関与し、アルゼンチンを2大会連続となる決勝へ導きました。
決勝ではスペインに封じられましたが、アルゼンチンが最後まで優勝争いに残った背景には、メッシの得点力とパスによる貢献がありました。
アルゼンチンはなぜスペインに敗れて連覇を逃した?
アルゼンチンが連覇を逃した理由として、スペインのボール保持、シュート数の差、エンソ・フェルナンデスの退場が挙げられます。
アルゼンチンは守備では粘り強く対応しましたが、攻撃へ切り替えた後にボールを前進させられませんでした。
アルゼンチンは90分間シュートなし
アルゼンチンは前回王者として決勝へ進みましたが、スペイン戦では攻撃の形をほとんど作れませんでした。
Reutersは、アルゼンチンがワールドカップ決勝の通常時間でシュートを記録できなかった初めてのチームになったと報じています。
守備を優先した試合運びだったとはいえ、メッシや前線の選手までボールが届かなければ得点は生まれません。
スペインの攻撃を受け続けたことで、アルゼンチンの選手には体力的な負担も蓄積していきました。
エミリアーノ・マルティネスの好守でも防ぎ切れず
アルゼンチンが90分を0-0で終えられた最大の理由は、GKエミリアーノ・マルティネスの活躍です。
ラミン・ヤマルやダニ・オルモ、ロドリらのシュートを防ぎ、延長戦まで無失点を続けました。
AP通信によると、マルティネスは決勝で12セーブを記録。スペインが圧倒的に攻める展開の中で、アルゼンチンのゴールを守り続けました。
それでも10人となった延長戦では守備のズレが生まれ、フェラン・トーレスのゴールを防げませんでした。
スペインは大会を通じて守備が安定
スペインは2026年大会の8試合で、わずか1失点でした。
ボールを保持する攻撃的なスタイルが注目されやすいチームですが、相手にシュートを打たせない守備も優勝につながっています。
決勝でもアルゼンチンのシュートを2本に抑え、メッシにゴール前で仕事をさせませんでした。
スペインは大会無敗のまま優勝し、連続無敗記録も38試合まで伸ばしています。
メッシの得点王争いはどうなった?
メッシは決勝前まで8得点を記録し、2026年ワールドカップの得点王争いでトップに立っていました。
しかし、最終的にゴールデンブーツを獲得したのはフランス代表のキリアン・エムバペです。
メッシは8得点で2026年大会を終了
メッシは2026年大会で8得点を記録しました。
39歳で出場した大会ながら、アルゼンチン代表のエースとして得点を重ね、得点王争いの中心にいました。
準決勝終了時点ではメッシとエムバペが同じ8得点で並び、アシスト数で上回るメッシが得点ランキングの先頭に立っていました。
ただし、メッシは決勝で得点できず、8得点のまま大会を終えています。
得点王は10ゴールのエムバペ
フランス代表のエムバペは3位決定戦で得点数を伸ばし、大会通算10ゴールでゴールデンブーツを獲得しました。
FIFA公式サイトでは、エムバペが得点王、スペインのロドリが大会最優秀選手となるゴールデンボールを受賞したと発表されています。
メッシは2014年大会でゴールデンボール、2022年大会では優勝とゴールデンボールを獲得しましたが、2026年大会の得点王には届きませんでした。
それでも39歳で8ゴールを挙げた数字は、年齢を考えても際立った成績です。
メッシのワールドカップ通算記録は?
メッシは2026年大会でも複数のワールドカップ記録を更新しました。
優勝には届きませんでしたが、出場試合数、得点数、アシスト数で歴代最高クラスの数字を残しています。
ワールドカップ通算34試合21得点12アシスト
2026年大会終了時点で、メッシのワールドカップ通算成績は34試合21得点12アシストです。
出場試合数と得点数は男子ワールドカップの歴代最多記録となっています。
2006年ドイツ大会で初出場したメッシは、2010年、2014年、2018年、2022年、2026年と6大会連続で出場しました。
2026年大会では初戦のアルジェリア戦でハットトリックを記録するなど8得点を挙げ、通算得点を21まで伸ばしています。
アルゼンチン選手初のワールドカップ決勝3回出場
メッシは2014年、2022年、2026年のワールドカップ決勝に出場しました。
AFA公式サイトによると、ワールドカップ決勝に3回出場したアルゼンチン選手はメッシが初めてです。
2014年大会はドイツに敗れて準優勝、2022年大会はフランスを破って優勝、2026年大会はスペインに敗れて準優勝となりました。
3度の決勝で優勝1回、準優勝2回という成績です。
2026年大会がメッシ最後のワールドカップ?
AFA公式サイトは、スペインとの決勝をメッシにとって最後のワールドカップの試合と表現しています。
年齢を考えても、2030年大会への出場は簡単ではなく、2026年大会が最後になるとの見方が強くなっています。
ただし、メッシ本人は決勝直後の時点で、アルゼンチン代表からの引退を正式に発表していません。
ワールドカップ終了と代表引退は別
2026年大会が最後のワールドカップになったとしても、すぐにアルゼンチン代表での活動を終えるとは限りません。
メッシは国際大会以外の代表戦に出場する可能性もあり、今後については本人からの発表が待たれます。
決勝前には「最後のタンゴ」を意味するメッセージが注目されましたが、代表引退を明言したものではありません。決勝後も、本人から正式な引退表明は出ていないと報じられています。
スカローニ監督は選手たちを称賛
決勝後、リオネル・スカローニ監督は敗戦への悲しさを語る一方、選手たちが最後まで戦ったことを誇りに思うと話しました。
また、スペインが優れていたことを認めながら、11人同士の状態が続いていれば違った展開になった可能性にも触れています。
アルゼンチンは連覇を逃しましたが、2022年大会の優勝後もコパ・アメリカなどで結果を残し、2026年大会でも決勝まで進みました。
メッシとスカローニ監督を中心とした時代が今後も続くのか、新しい世代へ移っていくのかが次の焦点になりそうです。
メッシのワールドカップ決勝は無得点でアルゼンチン連覇ならず
2026年ワールドカップ決勝は、スペインがアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破り、2度目の優勝を果たしました。
メッシはキャプテンとして出場しましたが、スペインの守備に抑えられ、得点やアシストを記録できませんでした。
アルゼンチンは通常時間でシュートを打てず、エンソ・フェルナンデスの退場後は10人で延長戦を戦いました。エミリアーノ・マルティネスの好守で粘ったものの、106分にフェラン・トーレスの決勝点を許しています。
メッシは得点王を逃しましたが、大会通算8得点4アシストを記録。ワールドカップ通算では34試合21得点12アシストまで数字を伸ばしました。
アルゼンチンの連覇は実現しませんでしたが、39歳でチームを再び決勝へ導いたメッシの2026年大会は、ワールドカップ史に残る戦いとなりました。