今では連絡手段といえば当たり前のように LINE や KakaoTalk を使う時代になった。
でも少し前、いやもっと前になると、まったく違う世界だった。
自分がインターネットを使い始めた頃、大学の友人との連絡手段は、ほぼチャットだった。そしてその中心にあったのが、ICQ だった。
ICQがすべての始まりだった
ICQはイスラエルの Mirabilis が開発したソフトで、当時としてはかなり画期的な存在だった。
特定のユーザーを登録してチャットができるのはもちろん、ランダムで世界中のユーザーを検索できる機能もあって、「知らない人とつながる」という今では当たり前のことが、当時はすごく新鮮だった。
大学の友人とは、メールよりもICQでやり取りすることのほうが多かった気がする。オンラインかどうかが一目で分かるし、気軽に話しかけられる。あの「気軽さ」は当時としては革命的だった。
そういえば、ICQを通じて海外の人と知り合ったこともあった。香港の女性で、なぜか SMAP が好きで、お互いにプレゼントを送り合ったりもしていた。
今考えると、よくそんなことしてたなと思うけど、それくらい距離が近かったということなんだと思う。
あの「カッコー音」がすべてを物語る
ICQといえば、やっぱりあの音。
メッセージが届くと鳴る「カッコー」という独特の通知音。
あれを聞くだけで、「誰か来た」とすぐに分かる。今でも記憶に残っているくらい印象的だった。
英語版が基本だったけど、日本語パッチもあって、それを当てて使っていた人も多かったはず。少し手間がかかる感じも含めて、当時のネットらしさがあった。
IRCという“もう一つの世界”
もう一つ、よく使われていたのが IRC だった。
ICQが個人間のやり取り中心なのに対して、IRCは多人数での会話がメイン。「チャンネル」と呼ばれる部屋に入って、そこにいる人たちとリアルタイムで会話するスタイルだった。
専用のクライアントソフトを使って接続するのも特徴で、最初は少しとっつきにくい。でも慣れてくると、この“部屋に集まる感じ”がクセになる。
特定のテーマのチャンネルに入ると、同じ趣味の人たちが集まっていて、自然と会話が始まる。今でいうDiscordやオンラインコミュニティの原型みたいな存在だったと思う。
その後のチャットサービスの進化
その後、時代はどんどん変わっていく。
ICQのあとに出てきたのが、Yahoo!メッセンジャー や MSN Messenger。
このあたりは使っていた人も多いと思う。特にMSN MessengerはWindowsとの相性も良くて、一気に普及した印象がある。
さらに時代が進むと、Skype が登場して、音声通話やビデオ通話が当たり前になっていく。
そして今のLINEへと繋がっていく流れ。
こうして振り返ると、チャットサービスってずっと進化し続けてるんだなと思う。
あの頃のチャットはちょっと特別だった
今はスマホひとつで、いつでも誰とでも繋がれる。
それは間違いなく便利なんだけど、あの頃のチャットにはちょっと違う面白さがあった気がする。
・パソコンを立ち上げるところから始まる
・誰かがオンラインになるのを待つ
・通知音ひとつでテンションが上がる
そんな“ちょっとした手間”が、逆に楽しかった。
まとめ
昔のチャットサービスを振り返ると、
・ICQで個人チャット
・IRCで多人数チャット
・YahooやMSNでさらに普及
・Skypeで音声へ
・そして今はLINEへ
こんな流れで進化してきた。
今の便利さもいいけど、
👉 あの頃の「ちょっと不便でワクワクする感じ」
あれはあれで、かなり好きだった。
たまに思う。
あのときICQで話してた人たち、
👉 今、何してるんだろうな。